高血圧の人はすぐタバコをやめましょう

健康診断をしていると、高血圧症によって病院にかかっている中年の男性が喫煙を続けているという事例にしばしば遭遇します。高血圧という病気は、動脈硬化でおこります。血管が固くなり狭くなり、血流が障害されていくために、流れにくくなった場所に血液を送り込もうとして心臓が余分な仕事をするので血圧がどんどん上昇していくのです。たとえるなら、水道管がヘドロで詰まった状態です。このような水道管に水を通すには、水圧を高くして、押し流すしかありません。血圧もこのような原理で高血圧になっているのです。そして、水道管に詰まるヘドロに相当するのが血管の壁に沈着する石灰化や粥状硬化です。それを引き起こすのがタバコの煙に含まれている一酸化炭素や発ガン関連物質なのです。特に一酸化炭素は、すべてのタバコに含まれています。これはタバコが火をつけて燃やした煙を吸い込んでいる嗜好品である以上、避けられません。


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一酸化炭素の動脈硬化促進作用

燃やすことで生じる一酸化炭素は、肺に吸い込まれると血流に溶け込みます。そして肉体のすみずみまで、血流にのって運ばれるのです。一酸化炭素は血管壁を酸化させていきます。そこに炎症がおこるので、粥状硬化がおこり、そこに石灰化が引き続いて始まります。そして、固くなった血管が高血圧症を引き起こしているのです。タバコで高血圧になったのです。このタバコの長期的な有害効果だけではありません。もう一つ、瞬間的な悪影響もあります。タバコを吸えば、すぐに血圧が一過性にも上昇します。その悪影響は数十分続きます。この短期的な血圧上昇に加えて、前述の長期的な動脈硬化が進んでいくのです。やがては、心筋梗塞や脳梗塞といった疾患として、命にかかわる場所の血管が完全に閉塞していくのです。したがって、あなたが今、高血圧の薬を飲んでいるのであれば、即刻、タバコをやめる必要があるのです。

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