肺気腫も肺炎も喘息もタバコによって発生

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肺癌になった人の肺を調べると、気道の中の空気の流れが最も強くあたる気管支の分岐部から癌が発生していることが多いです。この部分に発生しやすい理由があります。これはタールが最も吸着されやすい場所だからです。タバコの煙がもっともあたる場所です。タールが触れる口、咽頭、喉頭、食道はもちろん、胃、大腸、膵臓、膀胱など吸収された発癌物質が行く所は全て癌ができやすいのです。喫煙者に食道癌が多いことは有名です。

タールやシアンなど発がん物質がタバコに含まれている

タールには強力な毒性を持つシアン化水素およびシアンも許容量の160倍も含まれています。このシアン類は気道の線毛運動を麻痺させるため、気管の内部をきれいに保つ働きが低下します。喫煙者は咳や痰が増えますが、これは気道の細胞の繊毛運動が麻痺して、気道にゴミやホコリがたまり、それが咳をおこし、痰として排泄されます。タバコを吸うと煙の刺激で気管の分泌物が増えるのですが、それを外に出す線毛が働いてくれないのです。つまり痰がたまりやすくなります。こうなると痰は咳をして出さねばならなくなります。喫煙者に気管支炎や肺炎、喘息などが多いのこのためです。また肺気腫も増加します。これは肺の中で自己融解がおこり組織が崩壊するために肺胞の表面積がどんどん縮小されて、空気の交換効率が落ちる病気です。タバコの化学物質が肺の自己融解を促進するので、肺がすかすかに解けて肺気腫になるのです。そして、肺気腫になると、肺炎などの感染症により長生きできないことがわかっています。

肺気腫が進んで慢性呼吸不全になると早死に

たばこは、スローモーションの自殺と呼ばれていますが、多くの人が依存しています。タバコの成分であるニコチンに脳が依存しているのがニコチン依存症です。禁煙成功の秘訣は、このニコチン依存をどうやって脱却するかにあります。ニコチンへの依存は、脳へのニコチンの覚醒作用について理解しなければ解けません。タバコは腰痛や癌や高血圧の原因になっているのに、どうしてやめられないのか。それは、喫煙すると頭がすっきりしたり、しゃっきりしたりすると思い込んでいるからです。多くの喫煙者はストレス解消のために喫煙していると主張します。ところがそもそも、タバコを吸い始めるまでは、ストレス解消は、どのようにしていたのでしょうか。禁煙に成功する秘訣は、このストレスへの考え方をひっくりかえすことにあります。


新型タバコの本当のリスク アイコス、グロー、プルーム・テックの科学

タバコのせいで睡眠障害になったり不眠症になったり、喫煙率があがると自殺賀増えるのです。だとすれば、ストレス解消になどなっていないことがわかります。ストレス解消とは、実はニコチンが切れた禁断症状のイライラした気分を喫煙で抑えていただけであって、それは麻薬中毒や覚せい剤中毒の人が薬物で心を満たすのと同じ仕組みです。麻薬も覚せい剤も脳を廃人レベルまで破壊しますが、タバコは、血管を動脈硬化させて、閉塞させて、脳梗塞、心筋梗塞などを起こすのです。また、発ガン物質が200種類以上も含まれていて、肺ガンから乳がん、大腸癌などを引き起こし、肉体を破壊します。禁断症状と薬物依存を「ストレス解消」と言い換えることがいかに愚かなことかを考えるとき、ニコチン依存症から脱却するための第一歩が始まります。依存はニコチンだけではなく喫煙習慣そのものにもおこります。人は何かに依存したいのです。しかし、タバコは癌や脳梗塞、心臓病をおこします。

タバコでストレス解消はできません

禁煙を成功させるためには喫煙が身体に有害であることを熟知することからはじまります。しかし、そもそも自分の身体を大切にするという意識がないと、体に悪いと知っただけではやめられません。自分が健康で美しくあることで、自分以外の人が幸せになることを実感できると体を大切にする動機が明確になります。夫のためにとか子どものためにといった動機が大切です。ヘビースモーカーがタバコをやめることは、麻薬中毒や覚せい剤中毒の患者がその薬物から離脱するのと同じぐらい困難であることを自覚する必要があります。ニコチン依存症である喫煙は、つねに禁断症状と隣り合わせです。そのため、最初は、ニコチンガムや禁煙外来で処方される薬物の助けを借りてもいいのです。ニコチン依存を断ち切るためには禁煙外来を受診することも一つの方法です。ニコチンガムは大きな助けになります。ニコチンガムを利用すると禁煙成功率は50パーセントを超えるともいわれているのです。

ニコチンの禁断症状をストレスと勘違いしているだけ

喫煙者はしばしば「ストレス解消にタバコを吸う」と言い訳をします。実際にはニコチンの禁断症状のことを「ストレス」だと勘違いしているだけなのです。しかし、自分への言い訳にしていたストレスというものを、タバコとは違う方法で解消するという考え方も禁煙成功につながりますので、運動、ストレッチ、スポーツ、マッサージ、ハーブ茶、音楽など別のストレス対策を始めることもいいかもしれません。特に運動は有効です。特に飲酒は禁煙の失敗原因になります。そのため、禁煙に成功するまではお酒は飲まない、酒宴にも参加しないというぐらいの注意があるほうがいいでしょう。家族や同僚など周囲に禁煙に取り組んでいることは知らせておくほうがいいです。周囲の気配りや協力があったほうが成功率があがることもわかってきています。

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