タバコの煙で虫歯や歯周病、さらには新型肺炎まで

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タバコを吸う人はそうでない人よりも虫歯や歯周病が増えます。2013年には男性の喫煙率は32%で女性の喫煙率8.2%と報告されています。つまり、成人男性の10人に3人は喫煙者なのです。2018年においても、男性の喫煙率は29.0%、女性の喫煙率は8.1%でした。男性よりも女性の方が喫煙率は低めです。 喫煙によって引き起こされ悪影響の一つが虫歯や歯周病の増加です。タバコに約4000種類もの化学物質が含まれています。その中の約200種類が発がんに関連性がある有害物質です。

タバコの煙に含まれる発癌物質はあらゆる癌を引き起こす

タバコの煙の中には特に強い発がん性物質が、約70種類あります。このような化学物質は、タバコを吸うことで口の粘膜から体内に吸収されています。このため、喫煙者は口腔癌や、咽頭癌、喉頭癌、食道癌が多いことがわかっています。口の中は粘膜が薄いため、狭心症のお薬、ニトログリセリンも舌の下で溶かします。心臓病の薬でも粘膜から吸収することで効果を発揮するのですから、タバコの煙もどんどん吸収されているのです。喫煙者は非喫煙者と比べると、約3倍も虫歯になりますが、タバコで唾液の量が減り、自浄作用や再石灰化作用が低下していくことが大きな原因です。タバコをの自律神経への作用で唾液分泌が低下しますので、細菌を洗い流す自浄作用がなくなるのです。歯垢が溜まりやすくなるので、虫歯菌が増殖します。さらに初期虫歯を修復する再石灰化作用がなくなるので、いっそう虫歯が発生していくのです。

喫煙者は慢性的ビタミンC欠乏で免疫力低下しウイルス感染を起こす

喫煙者は歯周病が進んでいくため、歯茎が下がって歯根が露出します。歯根は虫歯に対する抵抗性が弱く、この部分に虫歯ができるようになります。歯の神経まで侵されるような虫歯が多くなるのはこのためです。タバコを1本吸うだけで、1日に必要なビタミンCがすべて破壊されます。ビタミンC不足は皮膚や粘膜を弱体化させていくので、ますます虫歯は悪化していくのです。ニコチンや一酸化炭素が血行不良、免疫力の低下を招き、歯周病を進行させます。歯周病が進行すれば歯は抜け落ちます。ビタミンCは天然の抗菌剤、抗ウイルス剤とも呼ばれる栄養素であり、体内に豊富にあるとウイルス感染や細菌感染を予防する物質です。つまり、ビタミンCが欠乏している人は、新型コロナウイルス肺炎をはじめとするあらゆるウイルス感染、細菌感染に罹患しやすくなるだけではなく、重症化しやすいのです。

副流煙のほうが発癌物質の含有量が多い

これは副流煙でも起こる健康被害であることがわかっています。家族に喫煙者がいると、その家の子供は虫歯の発生が2倍になります。受動喫煙で唾液成分が変化し、虫歯になりやすくなっているのです。公共施設などで禁煙スペースの設置が増えてきましたがいまだ喫茶店などでは不完全です。大企業のオフィスで分煙化が進んでいますが中小企業ではいまだ煙たい部屋で仕事をさせられている事務員も多いのです。速やかに分煙を進めることが大切です。また子供のいる家では喫煙はしてはなりません。子供にウイルス感染しやすい環境を作ってしまうタバコの煙の恐ろしさを知って、禁煙してください。新型コロナウイルス肺炎で死にたくなければ、すみやかに禁煙しましょう。

ニコチンとタールの有害性、副流煙の被害は恐ろしい

タバコのニコチンは一度体に吸い込まれると、その70パーセントしか排泄されません。残り30パーセントは体内に蓄積し続けます。血液をどろどろにして、血管を固くして、動脈硬化を起こします。さらには、頭痛を起こしたり、低体温を招いたりもします。ニコチンの七割は肝臓でそのコチニンという物質に代謝され、尿から排泄されていきます。そのため肝臓が酷使され続けて疲弊します。飲酒同様、喫煙は肝臓病の大敵なのです。肝臓は本来は、体の老廃物を解毒して排泄します。その肝臓が喫煙によってたえず酷使されていれば、肉体の老化がどんどん加速します。ニコチンはアンチエイジングの敵なのです。タバコのタールは口臭の原因です。口臭に悩んでいるなら、禁煙は必須です。しかし、口臭よりももっと深刻なのは、タバコが歯周病を招くという問題です。タバコのニコチンが口腔内の白血球などの免疫細胞を機能低下状態にするため、歯周病菌は増殖します。ニコチンで口腔内の血管はたえず収縮した状態になり、血流不全を起こします。このため歯周病は改善せぬままどんどん悪化します。

喫煙者は若くして歯周病になり歯を失うことで寿命も短縮する

歯肉炎と歯周炎の深刻な悪化により、歯が抜けてしまうのです。口臭が悪化して歯もボロボロになるタバコを吸い続けるのはもうやめませんか。喫煙は、WHOでも「ニコチン依存症」と定義されていて、タバコを吸うことそのものが病気とされています。ニコチン依存症つまり、薬物依存です。精神科医や心療内科医をふくめ、すべての医師は、薬物依存の患者さんを治療する立場にありますから、自分が薬物依存である医師が、どうやって患者を治療するのかという話になります。きつい言い方になりますが、警察官が万引きをしているようなものです。牧師が犯罪を犯すようなものです。このことがわかっている医師はタバコは吸いません。この意味においては、すべての医師および看護師は喫煙してはいけません。子供を教育する学校の先生が、道徳的に立派な人間性を養う自己練磨の義務を負うのと同じことですね。医師や看護師で喫煙する人は、人としても信頼できないと言えます。職業倫理に欠けるということになります。ニコチンとタールは人体に有害性が高く、危険な毒物です。発癌性があり、あらゆる癌を起こします。

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